足関節捻挫
スポーツ活動中だけでなく、普通の生活でも何かにつまずく、足を踏み外す等して足首を挫くことがあります。
皆さんも1度くらいは経験した事があるのでは?
そして、『ちょっと挫いただけだし、痛いけどまあ歩けるから大した事ないわ』と、せいぜい湿布を貼るくらいであとは放ったらかしにしませんでしたか?
たしかに、それで「痛み」は引く事もあるでしょう。しかし、きちんと手当をしないと後々『捻挫癖』がついたり、痛みがいつまでも残る場合があるのです。
まず、足首の捻挫は大きくわけて「内返し捻挫」と「外返し捻挫」に分けられますが、大半が内返し捻挫なので以下は内返し捻挫の説明をしていきます
内返し捻挫をすると、外くるぶし周辺の靭帯(じんたい)が過度に引き延ばされダメージを受けます
ダメージの度合いも
『伸びすぎただけ<伸ばされすぎて部分的に断裂している<完全に断裂している』となり、右に行くほど深刻な状態です。
当院での対応
問診、視診、触診により「いつ、どのような状況でどのように挫いたのか、現在の患部の状況は」を伺います。
一般的に内出血があれば、靭帯の部分断裂、場合によって完全断裂を疑います。
(完全断裂の疑いの強い場合、当院で応急処置後に整形外科での検査をおすすめしています)
患部に腫れ、熱感などの炎症反応があれば、炎症抑制のアイシングをし、のちにテーピング等の固定材料で関節の安静保持を図ります。
捻挫の度合いにより、炎症がひいても固定は2~4週間続ける必要があります。(来院時にテープを外し、足趾やふくらはぎのマッサージや運動をして再び固定します)
固定除去後、足首周りの筋肉トレーニングをし、関節の安定性を高め、再発防止に努めます。