突き指
子供から大人まで年齢に関係なく、スポーツ活動や何気ない日常生活の中で起こる突き指。
少しの腫れや痛みなら、湿布をしてれば治るだろうと思いがちですが…
まず、一口に突き指と言っても負傷の程度は様々です。
深刻な場合は靭帯(じんたい)の断裂や指の骨の骨折や脱臼を伴います、このような時は痛みも激しく内出血や腫れも相応に出るので直ぐに医療機関に行く方がほとんどでしょう。
ここで注意したいのは、『腫れは僅かで内出血はないが動かすと痛い』『腫れも内出血もないが指を動かすと痛い』場合です。
大半の人は少し冷やすか湿布を貼って2~3日、下手をすると1週間くらい様子を見るのではないでしょうか?
ごくごく軽微な突き指では、そのような対処でもやがて痛みは引き、さほど問題なく治る場合もありますが、痛みが出た以上、指の関節を動かす筋や
関節の安定を保つ靭帯(じんたい)は確実にダメージを負っています。
そのような状態のまま自然治癒だけに頼ると、治癒期間が長引いたり、何らかの不具合
例 (指を曲げきれない、伸ばしきれない、わずかな痛みが残る、また突き指しやすくなる)
を残してしまいます。そして一旦不完全に治ると、そこから正常に戻すのは時間がかかったり、時には不可能なケースもあります。
そのような事態を防ぐ為にも、突き指をして痛みがある時は早めに医療機関、整骨院で処置をしましょう。
当院では、負傷の程度に合わせ適切な判断・施術を心がけています。
骨折の疑いのある時は患者さまとのお話の上、その場で整復(骨接ぎ)後固定、整形外科でのレントゲン、診察となるか、
整復せずに固定後、整形外科でレントゲンと診察の流れとなります。
その他の場合は急性期ではアイシング、マイクロカレント等の電療後にサポーターやテーピング固定をし、腫れや痛みの程度を見ながら電療や柔整マッサージ、
固定を続けます。良好な治癒環境が保たれれば長くとも3週間で治癒の見込みとなります。