オスグッド・シュラッター病 (膝の下部の痛み)

どんな症状?

・膝のお皿の下にある出っ張り(脛骨粗面)に運動時や運動後の痛み、圧痛を認め、軽い熱感と腫れを伴う事もあります。

・脚を伸ばした状態で安静にすると痛みは少なくなり、走る動作、ジャンプ、キック動作で痛みが増してきます。

・放置すると徐々に脛骨粗面が膨隆し、最悪の場合脛骨粗面の剥離骨折をおこす事もあります。

どうして痛む?

まず、この症状は『小学校高学年~中学生』の年頃の子供に多いのが特徴です。

そして、脛骨粗面に引っ付いている『膝蓋靭帯 しつがいじんたい』が脛骨粗面を引っ張る事で痛みがでます。

膝蓋靭帯とは、太ももの筋肉である大腿四頭筋が最終的にひとまとめとなり、一部が膝のお皿に付き、一部は膝のお皿の上を通り脛骨粗面にくっついています。

そして、大腿四頭筋の収縮により、脚を上げて伸ばす運動等が可能となります。なので、膝蓋靭帯が脛骨粗面を引っ張る事自体は普通の事です。

しかし、小学校高学年~中学生くらいのお子さんの骨の成長速度に筋肉が追い付かず、結果筋肉と腱が短縮・緊張気味になります。

そこに加え、スポーツ活動での走る、跳ぶ動作を続けると、脛骨粗面にかかるストレスが過大になり、膝蓋靭帯付着部で痛みを発します。

 

施術について

太ももの筋肉の柔軟性が低下した状態での運動が脛骨粗面に一番負担をかけてしまいます。

主に太ももの筋肉の柔軟性の改善する為のストレッチ、バンドやサポーター、テーピング等で患部の免荷を行います。

状態によりスポーツ活動の軽減や中止を勧めることもあります。

適切な施術頻度と日常での治癒環境が保たれたなら大体4~7週間で終了の見込みとなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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